TOKYO PRO Market上場に向けて準備中。
専門家チームが実務を加速。

株式会社サーティーフォー

サーティーフォーグループ代表で代表取締役・社長執行役員の唐橋和男様

TOKYO PRO Marketとは東京証券取引所が2009年に開設した特定投資家(いわゆるプロ投資家)向けの市場。国内外のプロ投資家に新たな投資機会を提供し、日本の金融市場の活性化と国際化を促しています。
同時に、成長力のある企業にとっては新たな資金調達の場となり、組織力のアップなどさまざまなメリットを得られます。流動させる株式数や株式比率の基準がなく、事業承継対策としても注目を集めています。
きらぼしグループもIPOコンサルティングを展開。現在、株式会社サーティーフォー(神奈川県相模原市)の上場準備に尽力しています。代表取締役・社長執行役員の唐橋和男様、専務取締役・専務執行役員の唐橋一孝様に進行中の支援を語っていただきました。

優秀な人材確保のための
戦略的IPOをスタート

 

株式会社サーティーフォー唐橋社長 2022年で創立30周年を迎えられました。主軸の新築住宅・土地分譲・不動産事業のほかに、タクシー事業(サーティーフォー交通)、飲食事業(ラーメン吉凛)も好調ですね。
唐橋社長:たくさんの人に活躍の場を用意できる会社でありたいと思い、事業を広げてきました。相模原市は県内では横浜市、藤沢市に次いで転入超過数(転入者が転出者を上回る数)が多い伸び盛りのまちです。隣接する町田市も0〜14歳の転入超過数が全国2位※と、当社の商圏は若いファミリーが多いところ。戦略的にマーケティングをして消費者のニーズをがっちりつかめる会社にしなければと改革を進めています。

その中でIPOをめざした理由はなんでしょうか。
唐橋社長:信用度・知名度を上げて、戦略的なマーケティングができる優秀な人材を確保するためです。これまでは正直いうと「唐橋商店」でした。私や一部社員の経験や勘に頼る場面が多かったんですね。これからは客観的なデータをもとに誰もが同じように業績を上げられる強い会社をめざしたい。人を集めるために年間休日を125日に引き上げたりと、さまざまな努力を続けています。

きらぼしコンサルティングにIPO支援を依頼されたきっかけは。
唐橋社長:きらぼし銀行の紹介です。きらぼし銀行はつきあいが長いし、当社に一番協力的。その銀行が勧めてくれるコンサルなら受けてみようかと。それにメインで応援してくれる銀行に当社の内情がわかったほうがやりやすいと思いました。
先日、上半期の決算が円滑に進んで「頼んでよかったな」とあらためて実感しました。このままIPOもスムーズにいくのではと期待しています。

※総務省統計局『住民基本台帳人口移動報告 2022年結果』より

人的リソース不足を補う
専門家チームのスキル

株式会社サーティーフォー唐橋専務

専務取締役・専務執行役員 唐橋一孝様

IPOに関する実務は専務が担当していらっしゃいますね。一番ご苦労された点は。
唐橋専務:現在も進行形ですが、とにかく準備しなければならない資料が膨大なんです。上場企業には高い透明性が求められますから、予算や決算はもちろんのこと、ガバナンスやコンプライアンスなど全てのルールの可視化・明文化が不可欠です。経理財務の整理や部門体制の構築をするためにも全社を挙げて取り組む必要がありました。

きらぼしコンサルティングのサポートはいかがでしたか。
唐橋専務:
過去にもIPOにチャレンジした経験があり、当初はすべて自社内で進めようとしていました。ところが専門人材がいないためにスキル不足に頭を悩ませました。本業も多忙ですから、進捗管理も予想通りにはいきません。
そんな当社に向けて、きらぼしコンサルティングは専門家チームを結成してくれました。3人のコンサルタントはいずれも認定IPOプロフェッショナルまたは1級ファイナンシャル・プランニング技能士の持ち主。さらに会計士など各分野の専門家を派遣してくれました。必要に応じて月単位、週単位で訪問してくれます。TO DOリストの起案から、現実的なスケジューリング、各種書類の作成まで事細かにサポートをいただきました。

唐橋社長:創業から現在に至る約100名の株主の推移に関する名簿作成もお願いしたよね。創業時の株主に30年ぶりに連絡して確認をとって。

上場後を見すえた視点で
複数プレーヤーとの潤滑油に

唐橋社長:良い意味で意外だったのは、きらぼしグループの中でも独立性が高いこと。きらぼし銀行にさえ情報の守秘は徹底していると感じました。

唐橋専務:サーティーフォー社内の潤滑油としての役割も大きいと思っています。役員・社員の意見に加えて、第三者の意見を取り入れることができます。監査法人やJ-Adviser※から指摘された課題に対しても、つねに的確なソリューションを提供してくれました。
当社が上場後どうあるべきかという視点で情報をくれるため、重要な経営判断のアドバイザーとしても信頼しています。当社のIPOに欠かせない良き理解者、良き参謀です。

—メンタル面でも貢献できたようですね。
唐橋専務:IPOの専門家が身近にいる安心感は得がたいものでした。
困ったときに電話で気軽に相談できることも安心につながっていると思います。

※東京証券取引所の委託により上場適格性の調査確認や助言などを実施する法人。

上場後の維持・課題解決にも
きらぼしの専門性に期待

— TOKYO PRO Marketへの上場をめざす会社は今後も増えると思いますが、きらぼしコンサルティングのIPO支援サービスは推せますか。
唐橋専務:推せます。専門家の支援による社内整備ができた点、適切なアドバイスを受けられる点、よき参謀・よきパートナーが得られたことによる精神面の安定と、多方面で助かっています。

唐橋社長:きらぼしグループには専門性を大切にする土壌があるでしょう?ベテランが実務をよくやってくれるよね。今は当社にとって大事な存在だと思っています。それぞれの会社に足りないリソースをどのようにフォローするか、こまめに動いてくれるコンサルだと当社のような小さな会社は喜びますよね。
IPOはゴールではなくてスタート。上場を維持するコスト管理や、そのための人材育成、DX、株主総会のあれこれなど、IPOが終わってからもサポートを要します。今後、もっともっとつきあいが深まっていくと思いますよ。

株式会社サーティーフォーお悩み_解決策担当コンサルタント(真中、瀬尾、武田)より
IPOには自社だけでは対応しきれない数々の準備が発生します。優先順序をつけて課題の整理や体制づくりなどを進めていく必要があります。経営陣と現場の意識合わせも含め、きめ細かくサポートを続けています。株式上場に関心をお持ちの経営者様、進行にテコ入れしたいご担当者様もぜひお問い合わせください。

株式会社サーティーフォー

設立:1992年12月

従業員数:54名(グループ会社全体で125名)

事業内容:

新築戸建分譲事業・不動産売買事業・不動産賃貸管理業・不動産売買の代理・仲介事業
取引支店:橋本支店
https://www.thirty-four.co.jp/

 

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