再生M&Aによる化粧品ブランドの事業継続と従業員雇用維持
2026/08/26
顧客概要
東京都に所在し、全国のサロンを主要顧客とする化粧品企画販売会社。サロン事業・EC事業・海外事業を展開していた。投資ファンドによる投資を受けていたが、業績不振により資金繰りが悪化していた。
顧客課題
- 業績不振により資金繰りが悪化していた。
- 融資金融機関への返済、スポンサーである投資ファンドの投資回収が困難な状況であった。
- LOBローンの回収見込みが低く、継続投資・融資が困難な状況であった。
- 事業の継続および従業員雇用の継続が困難な状況であった。
成果・結果
- 事業シナジーが見込まれる同業他社への一部事業譲渡が成立。
- 化粧品ブランドの存続とメイン事業の廃業回避を実現。
- 15名の従業員の雇用を維持。
- 融資金融機関に対して融資の一部弁済を行い、同意取得を実現。
- アドバイザリー契約締結からクロージングまで半年で完了。
取り組んだこと(フェーズ1)【2ヵ月】
- 譲渡対象会社とのアドバイザリー契約締結
- 買手候補先のロングリスト作成
- ノンネームでの買手候補先への打診開始
- 関心のあった買手候補先複数社とNDAを締結
取り組んだこと(フェーズ2)【3ヵ月】
- NDA締結先への対象会社の詳細資料提供、企業概要説明
- Q&A対応
- 候補先の追加を行い、再度打診活動を実施
- 買手候補先1社より一次意向表明書を受領し、優先交渉権を付与
- マネジメントインタビューを実施
取り組んだこと(フェーズ3)【1ヵ月】
- 買手候補先1社より最終意向表明書を受領
- 事業譲渡契約書の協議、CP事項の交渉
- 事業譲渡契約締結
- 従業員説明会の実施、個別面談対応
- 転籍同意書取得に向けたフォロー
- クロージング実行
その他
- 中小企業事業再生ガイドラインに基づく再生計画提出の手続きサポート
コメント
コンサルタントより
本件は、知名度のあるプロ向け化粧品企画販売業のブランド存続と、事業を支える従業員の雇用がかかった案件でした。刻一刻と資金ショートの懸念が強まる中、スピード感を持った柔軟なプロセス対応が求められ、アドバイザリー契約からクロージングまで半年で完了しました。結果として、化粧品ブランドの存続とメイン事業の廃業回避、一部従業員の雇用継続を実現し、譲渡対象会社から感謝のお言葉をいただきました。クロージング後においても、買手企業より、グループイン後の事業シナジーが想定通り高く、業績は好調であるとのお話を伺っています。ブランドの価値と従業員の未来を守りながら、新たな成長機会を創出するM&Aとして結実しました。